2021年12月20日
民泊を開業するにあたって物件そのものだけでなく、家電、家具、備品など、様々な物品を揃えなければなりません。また、ゲストの安全を守るため、消防・防災設備、防犯設備に関しても準備しておく必要があります。
民泊開業にあたって必要な物品設備を揃えるとなると、いったいどれくらいの費用がかかるのでしょうか?そもそも民泊にはどのような設備が必要となるのでしょうか?それぞれ詳しく解説していきます。また、手間をかけずに必要な物品や設備を揃えるためのポイントについてもご説明します。
開業するにあたって知っておきたい法律や申請方法については以下のコラムもご参照ください。
民泊の基礎知識
目次
沖縄で民泊を開業する際に必要な備品設備の相場は?
生活用品まで揃えるとかなりの高額に
民泊を開業するにあたってまず必要となるのが家具や家電です。ゲストが快適に過ごすためにはテレビやエアコン、冷蔵庫、ベッド、テーブル、ソファーなど、様々なものが必要となります。カーテンやラグなどのインテリアも欠かせません。また、食器やゴミ箱といった生活用品や、トイレットペーパーや石鹸、シャンプー・リンスといった備品まで含めるとかなりのコストがかかります。
一番スタンダードな2LDK(4人用)で必需品とその値段を一覧表形式でまとめてみました。表中のコストは、一般的な相場をまとめた参考価格になります。
家具:合計21~26万円 | |
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品目 | コスト |
テーブル | ¥30,000 |
チェア | ¥20,000 |
ソファー | ¥50,000 |
テレビ台 | ¥10,000 |
敷布団orベッド(ベッドフレーム&マットレス) | ¥50,000~¥100,000 |
その他寝具(掛ふとん、シーツ、枕、枕カバー) | ¥50,000 |
家電:合計35万円 | |
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品目 | コスト |
テレビ | ¥40,000 |
エアコン(2基) | ¥150,000 |
掃除機 | ¥10,000 |
照明器具(一式) | ¥22,000 |
冷蔵庫 | ¥35,000 |
電子レンジ | ¥20,000 |
電子ケトル | ¥5,000 |
洗濯機 | ¥50,000 |
ドライヤー | ¥4,000 |
Wifi設備 | ¥12,000 |
延長コード | ¥2,000 |
生活用品:合計4万円 | |
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品目 | コスト |
ゴミ箱 | ¥3,000 |
掃除用品 | ¥2,000 |
調理器具(フライパン・鍋など) | ¥10,000 |
包丁・まな板 | ¥5,000 |
食器(お皿・箸など) | ¥6,000 |
備品(ふきん・スポンジ・ラップなど) | ¥1,500 |
お茶・コーヒー | ¥1,500 |
洗剤 | ¥200 |
洗濯カゴ | ¥1,500 |
洗濯用洗剤 | ¥500 |
ハンドソープ | ¥300 |
ボディシャンプー | ¥300 |
シャンプー・リンス | ¥500 |
タオル一式 | ¥5,500 |
ハンガー | ¥500 |
トイレマット | ¥1,000 |
トイレットペーパー | ¥300 |
消臭剤 | ¥400 |
大きなものから細かいものまで、実に様々なものを揃えなければならないことがおわかりいただけるかと思います。費用も合計で60~65万円ほどかかります。
上記はあくまで目安です。実際にはもっと必要なものが出てくる可能性がありますので、よりコストがかかる場合も十分あり得ます。中古品を使うことで費用を抑えることも可能ですが、手間がかかるのに加え、状態が良いものが見つかるとも限りません。
また、特に民泊をはじめて開業される方、沖縄での民泊運営のノウハウがない方が調達されると、高い値段で購入してしまう、沖縄の環境に合っていないものを選んでしまうといった失敗も考えられます。
沖縄で家具家電を揃える際に気を付ける必要がある沖縄の環境については以下のコラムもご参照ください。
オールステイの民泊では、民泊運営に必要な家具・家電をセットでレンタルもしくは購入していただけるサービスがあります。4名用(延床面積45㎡)の物件の場合、購入料金は54万円です。さらにインテリアコーディネートサービスも提供しているため、物件の雰囲気やイメージに合わせた家具や生活用品をチョイスして揃えることも可能です。
オールステイで家具を揃える場合の費用、レンタル費用詳細は以下のページをご参照ください。
消防・防災・防犯設備は民泊の必須アイテム
ゲストの生命と財産を守るために、消防・防災・防犯設備も民泊施設においては必須です。開業するにあたって、これらの設備にももちろん、費用が発生します。家具・家電等の基本的な設備と合わせてしっかりと準備しましょう。
消防・防災設備の費用相場
必要な設備に関しては施設などによって変動しますが、避難経路を示す誘導灯、消火器、火災報知器、スプリンクラーなどの備え付けが必要となり、工事費用も含めると戸建ての場合で30万円前後、マンション一室だと20万円、二部屋以上は部屋ごとに+5万円が相場となります。
防犯設備の費用相場
防犯設備は法律上、設置が義務付けされていない場合もあります。とはいえ、ゲストの安全を守ることを考えると基本的には設置した方がよいでしょう。犯罪被害などのトラブルを防ぐのは当然ですが、セキュリティが充実することで民泊施設への信頼度もアップし、集客につながる可能性があります。特に防犯カメラとスマートロック(スマホやICカードなどで施錠するタイプの鍵)、金庫(室内用)は最低限備え付けておきたいです。
防犯カメラの設置費用は3万円程度、玄関扉のスマートロックの取り付け費用は15万円程度、金庫は2万円程度が相場です。
上記のように設備を整えたとしても、備品が盗難や破損に遭うこともあります。その際に対応できるよう、「民泊専用の保険」には必ず入ることを推奨します。
民泊代行業者に依頼して手間を省く
民泊を開業するにあたっては家具や家電だけでなく、食器やタオルなどの日用品、洗剤やトイレットペーパーなどの消耗品まで、実に様々なものを揃えなければいけません。また、消防・防災設備や防犯設備も必要です。
これらを全て対応するとなるとかなりの労力となります。特に遠方や県外に住まわれている方が買い出しや手配などを行うとなると、それだけでも大きな負担です。また、沖縄の環境は日本の中でもかなり特殊であり、それに配慮して家具や家電、日用品を選ぶ必要があります。前述のとおり、ノウハウがないと失敗するリスクも高くなります。
民泊に必要な物品や設備を揃えるのであれば現地の民泊代行業者に依頼することで時間と手間を省くことが可能です。民泊事業のノウハウをもとに、沖縄に適した物品を手配してくれるので、失敗するリスクも最低限に抑えることができます。さらに、インテリアコーディネートなどのオプションを追加すれば、民泊施設の価値向上にもつながります。
消防・防災設備、防犯設備の手配や設置に関しても手間がかかります。それらの設備が必要な物件の条件や設置基準を把握して備え付けることも容易なことではありません。これに関しても民泊代行業者の利用がおすすめです。
民泊を開業されるなら、設備や備品の手配に関しては民泊代行業者を利用するというのも一つの手段です。前述のとおり、必要なものは全て揃えてくれるのでオーナーが自ら買い出しに行く必要はありません。また、民泊を開業・運営するためには許認可の申請手続きや集客、日々の清掃や消耗品の充填、予約対応・管理など、様々な業務を行わなければいけません。代行業者はこれらの業務も全て行ってくれます。
沖縄県での民泊開業・運営なら、オールステイの民泊にお任せください。開業から集客、日々の運営までトータルでサポート。沖縄県の民泊事情や環境を知り尽くした現地スタッフがお手伝いいたします。