【沖縄版】民泊代行業者の選び方~3つのポイント~

2021年11月24日

民泊ビジネスでは物件探しや手続き、インテリアコーディネート、ポータルサイトの更新、問い合わせ対応、予約受け付け、清掃など日々の運営まで、非常に多くの業務をこなさなければいけません。これら全てを一人で行うのは非常に手間がかかりますが、そこで有用となるのが民泊代行サービスです。業者によっては物件の立ち上げから運営、集客まで、全てを代行またはサポートしてくれるので、民泊を効率的に運用することができます。

民泊代行を利用する際には業者選びが重要です。良い業者を選べば手間も省けて収益アップが期待できますが、業者選びに失敗すると売上が上がらず手数料だけかかってしまうという事態にもなりかねません。

今回は沖縄で民泊代行業者を選ぶポイントについて解説します。

目次

沖縄の民泊代行業者の選び方

国内外から多くの観光客が訪れる沖縄県。県内には民泊も年々増加し、それに伴って民泊運営代行業者も数多く存在しています。サービスや対応の質は千差万別であり、前述のとおり民泊運営代行業者選びが民泊事業の成否を分ける鍵と言えます。 特に以下の3つのポイントを踏まえて検討してください。

Point1.代行業務の対応範囲

まずは「その業者がどこまで対応してくれるのか?」をリサーチしましょう。代行業者によって開業までのサポートが得意であったり、清掃代行がメインのサービスであったり、対応範囲や特異な内容が変わってきます。基本的には民泊に関わる作業を全て丸投げできる「完全代行」が理想的です。

また、代行業者の集客力に関しては売上を左右する重要な要素と言えるため、どのような代行業者であれ、どれくらい集客に力をいれているかは必ずチェックするようにしましょう。

対応してくれるOTA(Airbnbなどの予約サイト)を確認することで、間接的にどれくらい集客に注力しているか、推し量ることができます。以下の2点が具体例です。

①対応可能なOTAの種類が多い
②手動対応が必要なOTAでも対応してくれる

①は分かりやすい点ですが、②に関しても、例えばExpediaやAirbnb、Booking.comは自動処理システムのため比較的手間がかからず多くの業者が対応していますが、一方でじゃらんや楽天トラベルなどは手動で処理しなければならず、若干煩雑です。それだけに、手動対応もしてくれる業者は集客に力を入れていると言えます。

その他、沖縄県内に自社の従業員が常駐しているかどうかも重要です。東京などに本社があり、沖縄県内での対応は外注が行っているという会社も少なくありません。そうした業者よりは県内に事業所があって従業員が常駐している業者のほうがスピーディーに、的確に対応してくれる可能性が高いです。

オールステイでは許可申請などの開業準備から部屋づくり、集客、清掃などの日々の運営までワンストップで完全代行します。手動対応が必要なOTA含め、各種予約サイトの運用も行っています。

また沖縄県内に3箇所の事業所を保有し、従業員が常駐しており、外注に出すケースが多い清掃作業においても自社従業員が9割以上を対応。作業を外注した場合も自社専属チェッカーが作業を確認する万全の体制を敷いています。

Point2.沖縄県内のマーケットを熟知しているか

民泊を運営するにあたって、地域特性の把握も重要です。沖縄においては7、8月の利益が年間の70%を占め、繁忙期と閑散期の差が激しいという性質があります。こうした特性を把握した上で、利益を最大化できる業者を選ぶことが重要です。その地域のイベントに応じて柔軟に宿泊価格(値付け)の設定を行う、周辺の観光地に関する情報を発信して集客するといった施策は地元の人でなければなかなかできません。

特に値付けは利益を左右する大きな要素です。戸建て物件の場合は沖縄県特有のバイオリズムがある程度把握できていれば対応できますが、集合住宅の場合は特有のノウハウや情報が必須となります。Point1と重複しますが、沖縄県内に事業所を構え、専属の従業員が常駐し、なおかつ沖縄県内での実績が豊富な業者を選びましょう。

オールステイは沖縄県内で現在250室以上を運営し、専属の集客チームが対応している物件を含めると合計で3,000室以上の実績があります。更に、マンションタイプの物件においては、民泊としてだけでなくマンスリー用の物件としてマンスリー専用サイトで紹介するといった他社ではやっていない独自の取り組みもございます。

Point3.代行業者の理念

業者に民泊運営の代行を依頼した場合、オーナー様が現場で運営に携わらなくてもよくなる分、「何をしているか?」「どう運営しているか?」がどうしても見えにくくなってしまいます。それ故に代行業者のサービスポリシーを確認することが非常に重要です。どんな考え方に基づいて民泊を運営してくれるのか?顧客であるオーナーにどのような価値を与えてくれるのか?を見極めましょう。

オールステイは四方よしを理念とし、オーナー、ゲスト、自社、従業員というステークホルダー全員がバランス良く利益を得られる状態を理想として民泊運営に向き合っています。コロナ禍の昨今においては、代行手数料の減額や赤字分の一時負担などもオーナー様にご提案しました。どのような状況でも、パートナーとして今後もお付き合いしていくうえで、自社ができることを常に考え尽力してきました。

改めて、代行業者を選ぶ際に、開業だけでなくその後も長く・継続的に付き合っていける会社かどうか?見えにくい部分だからこそ、その業者の理念や想いを知ることが重要なのです。

代行業者選びのポイントまとめ

ここまでの内容を以下の表にまとめます。気になる代行業者をチェックする際に、ご活用ください。WEBサイト上に記載がない場合は、手間かもしれませんが直接電話などで聞くことで、付き合い続けられる代行業者を見つけることができます。

Point 具体的なチェック項目
1.代行業務の対応範囲 ⇒完全代行かどうか
⇒対応可能なOTAの数と種類はどうか?
⇒沖縄県内に従業員が常駐しているか
2.沖縄県内のマーケットを熟知しているか ⇒沖縄の民泊運用実績
⇒沖縄での民泊代行事業の経営年数
3.代行業者の理念 ⇒民泊代行を通して、付き合い続けることができるか

続いて、実際に存在する注意すべき民泊代行業者についてご紹介します。

こんな民泊代行業者には要注意

民泊運営代行業者はオーナー様からいただく手数料が利益となります。自社の利益を優先するあまり、オーナー様が不利になる契約条件、一方的な条件を提示してくる業者もしばしば存在します。

例えば、コロナ禍などの外的要因によって、ゲストが来なくても手数料額を減免しないといった、業者側が一方的に得をする(=オーナー様が損をする)ような仕組みになっている業者は避けたほうが無難です。また、そのことを知った段階で解約を検討しようにも、多額の違約金が発生する場合もあります。これらのことを念頭に置いて、しっかりと契約書に目を通すことが大切です。

沖縄の主な民泊代行業者5選

ここからは沖縄の代表的な民泊運営代行業者5社の特徴についてご紹介します。基本的に完全代行をしてもらえて、現地に常駐スタッフを配備している業者となります。※以下50音順で紹介

業者名 Point.1 Point.2 Point.3
オールステイの民泊 OTA:Airbnb
Booking.com
じゃらん
エクスペディア
楽天トラベル
各種マンスリー媒体 など
運用実績:3000室以上
経営年数:2015年より
ポリシー:
四方良しを掲げ、民泊に関わる全ての人が利益を得られることを目指します。
沖縄民泊 OTA:Airbnb
Booking.com
vrbo
エクスペディア
Vacation Stay
agoda
AsiaYo!
tujia など
運用実績:WEBサイトに特に記載なし
経営年数:2007年以降(民泊代行事業開始時期は不明)
ポリシー:WEBサイトに特に記載なし
CASTLE STAGE OTA:Airbnb
Booking.com
Home Away
エクスペディア
Vacation Stay
agoda
AsiaYo!
じゃらん
楽天トラベル など
運用実績:WEBサイトに特に記載なし
経営年数:2015年以降(法人番号指定日)
ポリシー:WEBサイトに特に記載なし
住みんちゅSTAY OTA:Airbnb
Booking.com
楽天トラベル
じゃらん など
運用実績:10棟30室(2019年時点)
経営年数:2016年以降
ポリシー:
1.オーナー様の収益の最大化に努めます。
2.宿泊者様の満足度を高めるよう努めます。
3.自社システム開示により、リアルタイムの売上をご提供します。
VACATION
RENTAL
OTA:Airbnb
Booking.com
エクスペディア
Vacation Stay
AsiaYo!
tujia
Yanolja
Trip.com(旧ctrip) など
運用実績:WEBサイトに特に記載なし
経営年数:1968年以降(民泊代行事業開始時期は不明)
ポリシー:
オーナー様に民泊を通してできる繋がりや発見を100%楽しんでいただきたい。

またここでは紹介しきれない、手数料など各業者の詳細情報は以下のコラムも参考にしてください。

沖縄の民泊運営代行業者まとめ~営業・休止情報も完全網羅~

オールステイの民泊

オールステイは浦添市に拠点を構える民泊運営代行業者です。理念は「四方良しの実現」。前述のとおり、オーナー様、ゲスト、自社、従業員、民泊に関わる全ての人が利益を得られることを目指しています。運営前から開業後まで、インテリアコーディネート、撮影、ポータルサイトの運用、ゲスト対応など9種類69項目に渡るきめ細かいサポートで、民泊運営を全て丸投げできます。沖縄のマーケットを熟知した従業員が対応するので集客効果が期待でき、売上連動報酬で費用対効果が圧倒的に高いです。


沖縄民泊

沖縄民泊はリフォームを得意とした工務店が運営する民泊運営代行サービスです。職人による魅力的な空間づくりを得意としてます。運営面に関してはAirbnb、Booking.com、Vrbo、ExpediaなどのOTAサイトへの登録やリスティング広告を使った充実した集客、総合賠償、緊急トラブル受付がついたプレミアムプランのほか、Airbnbに特化した安価なライトプランも用意。予算に応じて選ぶことができます。


CASTLE STAGE

宜野湾市に拠点を置く民泊運営代行業者です。こちらも開業から運営、集客まで一貫してサポートしてくれます。AirbnbをはじめBooking.com、じゃらんなどOTAサイトへの登録のほか、リスティング広告や自社Instagramなどでも集客を行っています。


住みんちゅSTAY

沖縄市で賃貸マンションやアパートなどを取り扱う中部興産株式会社の民泊運営代行サービスです。1982年に創業して以来、賃貸管理業や不動産売買などに携わってきた中で蓄積されたノウハウを駆使し、民泊運営のサポートを行っています。ゲストの93%が満足し、89人の宿泊者のうち80人が「また来たい」と回答したほど、お客様満足度が高いサービスも強みです。


VACATION RENTAL

VACATION RENTALは沖縄と宮古島で民泊運営をサポートしている会社です。オーナー様に「民泊を通じてできる繋がりや発見を100%楽しんでいただきたい」という想いで、物件探しから旅館営業許可証の手続き、開業、集客まで全般的にサポートしています。Booking.com、HomeAway、AsiaYo!、Tujia、Yanoljaなどの楽天提携サイトでの集客を得意としています。


民泊事業の成否は代行業者選びにかかっていると言っても過言ではありません。良い業者と巡り合うことができれば、利益が最大化でき、コロナ禍のような厳しい状況であっても生き残ることができるはずです。

今回ご紹介したポイントを考慮して、開業から運営まで何でも任せることができる、信頼をおけるパートナーを選んでください。

代行業者選びでお悩みの方はお気軽にお問合せ下さい。